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LINE Notifyが2025.3.31に終了したため,LINE Messaging APIに対応した内容に変更した「M5STACK スマート化実践 感性情報学 第3版」を出版しました。

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 2025.3.31にLINE Notifyのサービスが終了しました。このため,「第6章 外部連携」の「6-4.インターネット連携」に掲載していた「LINEメッセージ送信アプリ開発」の内容が使用できなくなりました。そこで,LINE Messaging APIのサービスを利用する内容に変更した「 M5STACK スマート化実践 感性情報学 第3版 」を出版しました。LINE Messaging APIは,LINE公式アカウントごとに月200通までしか無料で送信できませんが,SNS送信間隔を調整すれば,無料で使えると思います。  

M5STACKスマート化実践感性情報学

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  【ストーリー】  「 適切に換気したい 」と発せられれた一言から,その人の 考え の根底にある 思い を探り,その思いを 具現化 していくストーリーになっています。ですので,「適切に換気したい」のわずか一言ですが,この本1冊の章立てに従って, スマート化に必要な感性情報学を実践的に学ぶ ことができます。 【概要】  マイコン「M5STACK」をスマート化して,「感性を知ること」「感性を広げること」を支援します。したがって,マイコン「M5STACK」のスマート化自体は主目的ではありません。ですので,プログラミングも必要ありません。さらに,序章で述べるスマート化の作業を,先生やパソコンに慣れている第三者が行うことで,感性情報学を学ぼうとする学習者自身に序章を学習させる必要はありません。「はじめに」と第1章~第6章の学習だけで,「 各個人の考えから思いを表出させ,その思いが具現化する幸せな状態をもたらす情報サービスやスマート製品づくりを目指す 」情報創造技術を実践的に学べます。  

スマート化に必要な問題解決の極意

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【感性情報学を学ぶみなさんへ】  スマート化に必要なIoTは、問題を抱えている人や状態のわからない物に寄り添える電子機器です。ですが、その人や物の気持ちを測ることはできません。気持ちを推し量るには、その問題を抱えている人や状態のわからない物を使用する人に寄り添う人が必要なのです。寄り添おうと思う人に、スマート化に必要な問題解決の極意をお教えします。 【問題解決のプロセス図(三階層)】  本書では、スマート化に必要な問題の性質を「人や物に電子のカラダをプラスするIoT技術で問題解決できそうな問題」としました。そして、複数の問題解決パターンから、遂行する仕組みを創りました。その仕組みは、「 問題解決のプロセス図 」として表現しました。これを各章の扉に描いて、スマート化に必要なIoTに学ぶ問題解決の極意として各章で述べています。 問題解決のプロセスは、三つのパターン(型)で階層構成 されています。 【問題解決のプロセス図(一階層目)】  階層の一番上は、PDCAサイクル です。これは、生産管理などの業務を継続的に改善する問題解決の手法です。P(Plan:計画)→D(Do: 実行)→C(Check:評価)→A(Act:改善)を繰り返して、問題解決を漸進させて行きます。このサイクルは、どのような問題であっても共通の問題解決のパターンだと考えます。ただし、D(Do:実行)の部分は、問題の性質によって異ります。そこで本書では、D(Do:実行)を後回しにして、 第一章をP(Plan:計画) 、 第二章をC(Check:評価) 、 第三章をA(Act:改善) として述べています。 【問題解決のプロセス図(二階層目)】  D(Do:実行)の部分は、さらに二階層 に分かれます。 階層の二番目は 、問題解決する方法論としてIoTを使うのであれば、避けては通れない 「変換」 のパターンです。「変換」がうまくできなければ、問題解決はできません。筆者は「IoTとは、人や物に電子のカラダをプラスする技術」と表現しています。この「電子のカラダをプラスする」、つまりIoTの付加器を経由して、情報伝達をすることになります。「人や物」とIoTの間をどのように埋めるのか、つまり何をどう変換するのかを問題解決しなければなりません。 第四章では「人や物」→IoTの変換 、 第五章ではIoT→「人や物」の変換...